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子供のピアノ発表会の前に気をつけたい5つのこと
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子供のピアノ発表会の前に気をつけたい5つのこと

ピアノやバイオリンなどのレッスンに通っていて、1番盛り上がるのはやはり、発表会ではないかと思います。

人に演奏を聴いてもらって喜んでもらえる、これは音楽をやる人の特権です。

1年や2年に一度の発表会にお子様が出るとき、ご家族も一緒に頑張って、そして楽しんで、思い出に残る発表会にするために、どんなことに気をつけるといいのでしょうか。

講師の立場から、あらかじめ気にしておきたいポイントを5つにまとめました。

衣装(服と靴の用意、着用での演奏、挨拶、歩く)

子供ピアノ発表会

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今の時代は、インターネットでドレスが買える、便利な世の中になりました。

どれにしよっかな〜なんて見ているだけでもワクワクします。

でも、これ可愛い!欲しい!というものに限って、ちょうど良いサイズがもう売り切れ!とか、再入荷の時期が未定!とか、残念なことがよくあります。

可愛くて良さそうなものから売れていくのは、当たり前です。

ステージとなると、ふだん着慣れていないものを着用することになります。

演奏に、そして気持ちに大いに影響することとなります。

できるだけ早く揃えて、着用のもと、演奏の練習だけではなく、歩く練習やお辞儀の練習を、何度もすることが大切です。

靴は、外履きに使用しているものをそのままステージに持ち込むことは厳禁です。

外履きとは別に用意し、会場で履き替えるべきです。

もし外履きを使用する場合は、キレイに底を拭いて、別の外履きを履いてきて会場で履き替えましょう。

参考:【全国宅配可能】衣装レンタルサービス10選

ステージマナー

子供ピアノ発表会2

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お客様に背中を向けないが鉄則です。

せっかく聴いていただくのに、気持ちよく聴いていただきたいですよね。

ちょっとした仕草で不快な思いをさせたら、せっかく一生懸命練習してステージに上がっても台無しです。

挨拶の後、クルリと後ろを向いてまっすぐ椅子に向かうなど、もってのほかです。

どんなに上手に演奏しても、100点にはならないのです。

椅子に座る前は、お客様に正面を向いた後、お客様から遠い方に回って座ることが、大前提です。

ステージ上での動きは、全てお客様が見ているといって過言ではありません。

1つ1つの動きを丁寧にしなければいけません。

少しレベルを上げて曲に取り組める場合が多い

子供ピアノ発表会3

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「人前でカッコよくピアノを弾きたい」という思いを持たない人はいないと思います。

人の前で弾くのに、恥はかきたくないですし、上手だったよ、とか、ステキだったよ、などいわれたいし、何より乗り越えた自分に酔いたいものです。

だから、普段はなかなか取り組めないような少し難しい曲でも、「これ弾きたい」と反射的に思ったものであれば頑張れます。

難しい曲がどうしてもイヤだということであれば、曲数を増やすことも1つの案だと思います。

「こんなにたくさん弾けるんだぞ!」という自信と自慢の気持ちです。

プライドをうまくくすぐって、大きくレベルアップする1つの踏み台となってほしいものです。

発表会前に弾き合い会や公開レッスンなどの小さな場を重ねておく

ピアノ発表会

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一発勝負で初めからうまくいく人は、やはり稀ですよね。

どんな人でも、小さな本番、例えば家族の前、先生の前、お友達の前など、を重ねて大きな舞台へと視野が広がっていくものだと思います。

聞く人がいつもと違う、演奏の環境がいつもと違うだけで、とにかく緊張してきます。

同じ意味で、録音も効果的です。

録音をする時は、緊張感があり、録音を聴くときなんかは、小さい子供でも、理想の演奏があり、それと違うところを冷静に聴くことができます。

さらに上手に弾けるように再度録音することは、何かワクワクするような気持ちで取り組んでいます。ついでに声なんかも入れて楽しんでいるくらいです。

適度の緊張感は、心地よいのかもしれません。

緊張する場が多いとそれだけ、緊張に慣れてきて、自分が緊張する時、どうなるのかということが自覚できるようになります。

体調管理(お母様も)

子供ピアノ発表会

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発表会に向けて大変なのは、本人だけではありません。

ご家族の方も一緒に頑張ることとなります。

何も弾くわけではないのですが、大きなことをする時の大きな壁というのは必ず存在するもので、そこの精神的サポートとして、ご家族の存在はとても大きいのです。

ご家族の叱咤激励(しったげきれい)を繰り返し受けて、本番に向けて頑張れるようになるのです。

また、お子様の不安も敏感にキャッチします。

本番へ向かう経過する時間の中でゆらぐ、我が子の気持ち。

練習しなければいけないことは分かっているのに練習しない時にどうやって言葉をかけてあげたらいいか。

そして、本番では、お母様はステージに上がらないので、何もサポートできない、このもどかしい気持ち。

はっきりいって振り回されます。

だから、お母様の体調管理も大切なのです。

最後に

以上、子供の発表会であらかじめ気をつけておきたい5つのことはいかがでしたか?

厳選の5つでしたから、まだまだ気になることはたくさんあると思います。

皆様、発表会を楽しんで乗り切ってくださいね!

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ライタープロフィール

西岡裕美子

ピアノ講師

西岡裕美子

【プロフィール】 幼少からヤマハ音楽教室に通い、音楽の研鑽を積む。

北海道札幌北高等学校普通科卒業。

北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース卒業。

現在、(株)エルム楽器ヤマハ音楽教室講師。

石山東音楽教室主宰。

合唱や声楽の伴奏、自身の音楽活動も行っている。

読み聞かせユニット「ピアノストーリア」での作曲・語り、童謡・お子様向けピアノアレンジ楽譜サイト「童謡楽譜わらべえ」での童謡編曲・BABYMETAL「イジメ・ダメ・ゼッタイ」ピアノ用編曲なども手がけ、活動の幅を広げている。

【講師歴】 講師歴は、16年になります。

ヤマハ音楽教室のシステム講師として、2歳からご年配の方まで指導経験がございます。

北翔大学にて幼稚園、小学校の免許取得に必要な、音楽の実技指導経験がございます。

信念と情熱で石山東音楽教室を盛り上げていきます。

【取得資格】 中学校・高等学校教諭一種免許(音楽)ヤマハピアノ演奏グレード3級 ヤマハエレクトーン演奏グレード4級 ヤマハ指導グレード3級 【受賞歴】 2004年 東京国際芸術協会第新人賞受賞 2007年 ピティナ・ピアノコンペティション(デュオ部門)奨励賞受賞 2007年 旭川市新人賞(ピアノ部門)受賞 2008年 ANP全日本ピアノデュオコンクール奨励賞受賞 2008年 ヤングアーチストピアノコンクール(2台ピアノ部門)奨励賞受賞 2008年 旭川市新人賞(アンサンブル部門)受賞 などとありますが、やはり現在の演奏に対する心・姿勢と、向上心を大切にしています。

【師事歴】 下家香世子、秋山由美子、佐々木朋香、二宮英美歌、石橋克史、各氏のもとで、ピアノを学んでまいりました。

【所属している会】 東京国際芸術協会、フェリーチェ楽友会、ハイメス・アーティスト、各会員。

【ブログ】ピアノ演奏と音楽教室の意義について

http://ihmusichappy.blog.fc2.com/

【YouTube】童謡楽譜わらべえ

https://www.YouTube.com/channel/UCvv2tm3e8_-T02tZM2Hx_xA

【お問い合わせ】 ishiyamahigashi.music@gmail.com

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